IEPL専用線:拠点間の固定チャネル
IEPL(International Ethernet Private Line、国際イーサネット専用線)は、2地点間に借り上げる固定帯域のチャネルです。データは入口から専用線に入ると、公共インターネットの中間経由を挟まず、そのまま出口のデータセンターへ届きます。価値は理論帯域の高さではなく経路が固定されている点にあり、公共網のどこかが一時的に混雑してもルートが変わりません。夜のピーク時間帯でも早朝と近い体験が得られます。
向いているのは連続性が重要な用途です。長時間のビデオ会議、セッションを切らしたくないリモートワーク、一度バッファリングすると決定的な場面を逃すスポーツライブ視聴、そして海外拠点との共同作業で大きなファイルを繰り返しアップロード・ダウンロードするケースなどです。欠点はコストの高さで、専用線は固定帯域単位の課金となり、実トラフィック単位で課金される公共回線とはまったく異なります。そのためプラン内での本数は比較的少なく、主要な接続都市に集中しています。